経営コラム

借入れを増やした時の短所と長所の比較!

…脱・お金の心配!脱・資金繰り!

年商対比で、今より10%多くの運転資金を持ち続けること をご提案します。

※有り余るほどの現預金がある会社様・社長様は除きます。

  • 年商5億円の社長様、追加で5,000万円の運転資金を持ち続けませんか?
  • 年商2億円の社長様、追加で2,000万円の運転資金を持ち続けませんか?
  • 年商5,000円の社長様、追加で500万円の運転資金を持ち続けませんか?

年商対比で、今より10%多くの運転資金を持ち続けること の長短を考えてみましょう。

短所は…

  • 借入金利を2%とすると、経常利益が0.2%ダウンします。
  • その他の短所は見つかりません。

借入れと合わせて現預金も増えます。実質の借入金額は増えま せん。また、返済の原資はこの借入金です。借入れ前の資金か ら返済するわけではありません。返済しながら現預金も減少し ますが、その分借入残高も減少します。

長所は…

  • 余裕資金を持つことで、資金繰りの苦労から解放されます。
  • 経営上の安全率が向上します。万が一に備えられます。
  • 投資などの必要な資金需要に素早く対応できます。
    (投資に使ったら別途資金調達が必要になりますが、一刻を争う時はこの資金を利用できるとの意味です。)

慢性的に資金繰り業務に追われておられる社長様は少なくあり ません。この資金繰り業務を極小にして、本来の社長業務に専 念できます。
借入れに対する非論理的な嫌悪感から、ご自身の大切な時間を、 資金繰りという非建設的な活動に費やしていないでしょうか?

  • 社長様の大切な時間、気苦労が、少しばかりの借入れ金利に劣るとは思えません。
  • 経営上のまさかに対処できる経営資源の一つ目は資金です。

資金によって時間がかせげます。時間をかせぐことで、経営上 の対応が可能になります。

どうすれば、年商対比で今より10%多い現預金を持ち続け ることができるのか?

業績の良い時に運転資金の借入れを最大限行ってください。約 定返済付きの運転資金は、返済が伴います。時間の経過に伴っ て、現預金残高=借入金残高も自然に減少します。一定間隔で、 借り換え、巻き直しを継続して行います。

  • 『借りられる時に借りられるだけ借りる。』
  • 『返済分を一定期間ごとに借り替え・巻き直しで補い続ける。』

長期間に渡り、戦略的に資金調達と巻き直しを、さらには金融 機関対応を丁寧に行うことで、ある程度の業績が伴えば実現で きます。

中小・零細、小規模企業、個人事業者様が行う財務戦略は上 記です。

与信力の小さな会社様が、手持ち資金を極小にして、金利負担 を低減しようとする行為は高いリスクを伴います。また、極小 の資金で、日々資金繰りに気を使いながら貴重な社長の時間を 浪費することも正しくありません。

世の中には、間違えた常識がはびこっています。

1.『借り入れは出来るだけ行わない方がよい。』

…財務基盤の弱い会社様には、真逆の指針です。明らかに間違えです。

2.『無借金経営を目指そう。借入れは止めよう』

…正しくは、『無借金経営を目指そう。それが実現できるまでは、借入れで備えよう。』です。

3.『資金が必要になったら金融機関に融資を申し込もう。』

…金融機関は、返済原資を有する会社にのみ融資を実行します。金融機関が貸し出す基準は、その会社の資金需要の有無ではなく、返済原資の有無です。会社側のニーズとは一致しません。金融機関は『日傘』しか有していません。
『雨傘』はありません。
※一部の制度保証・制度融資のみ例外です。

お金の心配ではなく、経営の心配をしませんか。

  • 社長は、売上・利益を作ることに集中しましょう。
  • 社長は、マネージメントに集中しましょう。
  • 資金繰りは、非建設的な業務です。出来るだけ心配しないように備えましょう。

『お金の心配をしない経営』を目指してください。

金融機関対応を含む財務は、資金需要のある時にのみ行うスポ ット業務ではありません。長期目線で戦略的に行う継続業務で す。中小・零細、小規模企業、個人事業者様の多くは、この財 務機能が欠落しています。故に、

  • 資金繰りが厳しくなってあわてて資金調達に走る
  • 日々、資金繰り業務に追われる

事になっています。

年商対比で、今より10%多くの運転資金を持ち続けることを ご提案します。 社長の毎日が、経営が…大きく変わるはずです。